海外情報紹介 エア・トランザットがIATAの環境プログラムのステージ1を達成した北米で初のエアラインに

原記事:
http://www.greenaironline.com/news.php?viewStory=1933

2014年6月10日火曜日−カナダのレジャー航空であるエア・トランザットはIATA(国際航空運送協会)の環境評価(IEnvA)プログラムの第1ステージを達成した北米で初のエアラインになった。この自主的なプログラムは、環境責務の順守及び、継続して環境管理改善に努めるという公約という主原則に基づいている。IATAによれば、標準IEnvA法と推奨された実施手順を採用することでエアラインは環境管理システム(EMS)を一から開発よりも自社の環境パフォーマンスの改善に資金を集中することが可能になる。エア・トランザットはこれまでにステージ1の証明を達成した数少ないエアラインである、フィンエアー、南アフリカ航空、LAN、LAN貨物、マレーシア航空及びケニア航空の仲間入りをする。
この事業は次に2段階の実施アプローチへと移るが、それにはフライトの運用の詳細な評価や、早期に環境管理の成果が認識可能になる企業活動と管理活動の詳細な評価が含まれる。

IEnvA認証の基準は、ISO14001やIATAの運航安全監査(IOSA)と地上業務用安全監査(ISAGO)を含めた、広く認められている環境管理システムの基準の組み合わせの形をとっている。他の環境管理システムに適合しながら、このプログラムはメンテナンス、修理及びオーバーホール(MRO)と地上業務に関する追加モジュールについて拡張可能な余地を持つように設計されている。

エアライン産業の要求や特別な懸念に対処するため、エア・トランザットを含めたエアライン数社と協力して複数の環境コンサルタントから成るチームがガイドラインを開発した。エアライン14社から成るアドバイザリーグループの監督により、この事業は法の改正と、環境的に最良の実践が反映されるよう基準を絶えず更新することを目指す。環境管理システムの監査で能力が実証され、適格審査に合格した独立した環境評価機関が評価を行うことになる。

「環境面から言えば、エア・トランザットはその道をリードしており、この新しい環境認証をもって我々は自社の理念を実行に移すエアラインをまた1つ加えた。」と、エア・トランザットの統括マネージャーであるJean-François Lemay氏は語った。「環境に配慮した運航管理は長年エア・トランザットのDNAに組み込まれており、エア・トランザットを利用する旅客は責任ある選択をしている。IEnvA認証は世界で最も環境に優しいエアラインの1つになるという、我々の公式かつ持続的な責任の証を付与することになる。」

リンク:
IATA – IEnvA
エア・トランザット