海外情報紹介 空港に関する国家政策声明案と夜間飛行についての決定(運輸大臣による議会に対する書面ステートメント要旨)

URL:https://www.gov.uk/government/speeches/update-on-the-airports-nps-and-a-decision-on-night-flights

  1. 2016年、英国政府は、南東イングランドの空港容量拡大のため、ヒースロー空港北西滑走路新設を提案した。その理由は、騒音軽減策・補償策とともに「空港に関する国家政策声明(NPS: National Policy Statement)案」に示されている。NPSに関する意見聴取は2017年2月から5月まで実施し、70,000を超える回答が寄せられ、現在分析中である。分析に関する最新情報は、夏季休暇後の議会で提供するが、NPS最終案は2018年上半期に議会に提案し、下院での議決を得たいと考えている。
  2. 本日(2017年7月13日)、今年初めに実施したロンドン3空港(ヒースロー空港、ガトウィック空港、スタンステッド空港)における新規の夜間飛行体制に関する意見聴取に対する対応を発表する。新規の規制は、3つの空港での法的に容認される騒音の総量を削減することにより、より静かな航空機の使用を奨励し、地域住民が曝される騒音レベルについて5年間保証するものである。この決定は政府の本気度を示すシグナルとして見られるべきであり、拡張後のヒースロー空港でも夜間6.5時間の定期便禁止を望むのはそういう訳である。また、我々は、航空業界がより静かな航空機・運航に投資するよう誘導するため何ができるか(更なる立法化も含め)検討する。

以下が2017年10月から2022年までの夜間運航規制の概要である。
(出典:Night flight restrictions at Heathrow, Gatwick and Stansted, Decision Document, July 2017, p.6)
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