海外情報紹介 カナダ・バンクーバー国際空港の騒音・大気質管理について(2017年の年次報告書より)

2017 Annual & Sustainability Report, 140p (環境関連はp.66-90)
http://www.yvr.ca/en/2017 (報告書ダウンロード)
http://www.metrovancouver.org/services/air-quality/emissions-monitoring/monitoring/reports/Pages/default.aspx (メトロバンクーバーによる「Lower Fraser Valley Air Quality Monitoring Report」)
http://www.metrovancouver.org/services/air-quality/information-public/caring-for-the-air/Pages/default.aspx (メトロバンクーバーによる「Caring for the Air Report」)
騒音管理について
 バンクーバー国際空港(YVR)は現在、メトロバンクーバー(*注)のあちこちに配置された航空機騒音・運航監視システムの20箇所の常設監視装置で航空機の運航と騒音レベルを監視している。収集したデータは地域社会に及ぼす航空機騒音の影響の理解、傾向分析の実施、騒音苦情の調査や年次のYVR Fly Quiet賞の受賞者選定に役立てている。
 空港が実施したメトロバンクーバーの住民に関する2017年の地域調査では、航空機騒音にわずらわされない住民が回答者のうちの82パーセントいたが、2016年の86パーセントよりは減った。2017年は253人の住民から1,293件の騒音苦情を空港は受け取ったが、2016年の苦情件数より31パーセント減った。苦情を申し立てた住民のうちの4人が苦情全体の64パーセントの発信源だった。苦情を申し立てた住民数は2016年は301人だったが2017年は253人に減った。
Fly Quiet賞
 平均騒音測定値レベルが最も低く、YVRの騒音軽減方式を良く順守していることを基準とし、良好な騒音管理実績を示したエアラインに年1回、YVR Fly Quiet賞を空港が授与している。広胴機、狭胴機、プロペラ機の3つの航空機分類について選出するが、2017年はプロペラ機がホライズン航空、狭胴機がジャズエアー、広胴機がアモイ航空の受賞となった。
空港が立地するSea Islandの大気質
 Lower Fraser Valley大気質監視ネットワークの一環でメトロバンクーバーはYVRの南滑走路の東側にある大気質監視装置を運用している。空港は2017年も引き続き自主的にこのプログラムに参加した。この装置で収集されたデータはメトロバンクーバーのウェブサイトでライブストリームで公開されている。また、監視データはカナダの汚染物質放出インベントリーに報告される。
*注:メトロバンクーバーはカナダのブリティッシュコロンビア州南西部にある地方行政区のひとつ。バンクーバー国際空港が含まれる。