海外情報紹介 欧州域内排出量取引制度(EU ETS)の対象のCO2排出量総量が前年より増加

EU ETS carbon market emissions rose overall by 0.3% in 2017 – but those from aircraft (intra-European) rose by 5%, 21 May, 2018
URL:http://www.airportwatch.org.uk/2018/05/eu-ets-carbon-market-emissions-rose-overall-by-0-3-in-2017-but-those-from-aircraft-intra-european-rose-by-5/
https://ec.europa.eu/clima/news/emissions-trading-emissions-have-slightly-increased-2017_en (欧州委員会のニュース)
 欧州委員会の最終版データによれば、欧州域内排出量取引制度(EU ETS)の対象となる全事業者からの二酸化炭素排出量は2016年と比べて2017年は約0.3%増加した。欧州の炭素市場で排出物規制が行われた7年間で初めての上昇であった。EU ETSの対象にはEU加盟国28カ国とアイスランド、ノルウェー、リヒテンシュタインの発電所と製造施設が11,000箇所以上と、欧州空港間を飛ぶ航空便の排出物が含まれている。予備データが4月に公表され、固定施設からの検証済み排出量は2016年より0.25%増え、2017年は17億5,300万トン相当のCO2が排出された。航空機の運航者による検証済み排出量は2016年より4.98%上昇し、2017年は6,420万トン相当のCO2排出量となった。これはあくまで欧州内で運航された航空機の排出量である。EU ETS指令の下で、民間航空機と非営利的な航空機の運航業者はすべて、2013年から2017年の間は欧州経済地域内の運航便の排出物に責任を負う。EU以外に経営基盤を持つ民間エアライン100社以上の航空機も対象に含まれている。