策定中の長期的航空戦略「Aviation 2050」で、国際航空の排出物に長期目標を設定することを英国は検討

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 航空部門は英国経済に少なくとも220億ポンドの貢献をし、23万を超える雇用を支えている。社会や家族との絆を保つためにも重要な産業であると認識する英国政府は、この部門のサステナブルな成長を支援するために2050年を視野に入れた航空部門の長期戦略を策定しているところである。
 英国では航空部門が国全体の温室効果ガス排出量の約7%の排出源となっているが、エネルギー産業や製造業など他部門の二酸化炭素排出量削減の速度が速いので、2050年までにはこの割合が25%になると見込まれる。
 パリ協定の温度目標を守るため、国際航空に関しては2022年のICAO第41回総会までに長期戦略の策定のための交渉をICAOで行うことを英国政府は考えている。