海外情報紹介 空港、エアライン、燃料供給者との間でのユニークな協力関係がバイオ燃料飛行のための初のハブとなるオスロ空港を実現

原記事:
http://www.greenaironline.com/news.php?viewStory=2008

2014年11月20日木曜日−オスロ空港は、サステナブルな商用の航空用混合バイオ燃料を定期的にエアラインに納入するために供給する初の空港になる予定である。オスロ空港の運営者であるAvinorとのユニークな合意の下で、2015年3月からSkyNRG社とStatoil Aviation社の共同事業が年間250万リットルのバイオ燃料をオスロ空港に供給する予定である。この取り組みにはすべてのエアラインが参加できるが、オスロ空港を利用するスカンジナビア航空(SAS)、KLMオランダ航空、ルフトハンザ航空グループが、まず最初に参加するエアラインとなる。この供給量は従来燃料との50%混合で使用するとオスロからベルゲン間の約3,000回のフライト分に相当するが、ルフトハンザ航空とその子会社のエアラインは購入した割当分を5%の混合燃料として、オスロを出発する5,000回を超えるフライトに12ヶ月間使用する計画である。その他業界初のこととして、空港の燃料給油システムから航空機に混合バイオ燃料が直接給油される。
この取り組みに参加する協力企業はAvinorを含めてすべて、バイオ燃料と従来のジェット燃料ケロシンの間の価格割増し分を助成金支出によって支援している。「供給される燃料の総量にすべて買い手がついたわけではまだない。そこでこれからの数ヶ月間、より多くのエアラインが参加することを我々は心から望んでいる。」とAvinorの当局者がGreenAir紙に語った。今年これまでにこの国有の空港運営者は、ノルウェーにおける航空用バイオ燃料の発展を支えるため、10年間に渡り最大1億ノルウェークローネ(1,650万ドル)を資金援助すると公表した。

価格割増しの隔たりを埋めるための支援として、そして地域振興に航空用バイオ燃料の恒久的な流れをくみ込むための支援として、自社のビジネス旅行の炭素排出量削減を目指す企業がカーボンオフセット制度よりむしろバイオ燃料を使用する飛行費用に貢献するFly Green Fundを、SkyNRG社の協力企業が最近設立した。

初めのうちは使用済み料理油を原料としたバイオ燃料が供給されることになりそうだが、ノルウェーの電力部門や林業部門は数年以内に林業の残滓からサステナブルなバイオ燃料を製造する可能性を調査中であると、Avinorは報告している。「競争力のある価格のバイオ燃料の大量生産を、2020年までにノルウェーで我々が実現することは不可能ではない。」と、CEOであるDag Falk-Petersen氏が述べている。

ノルウェーでは現在、2つの取り組みがバイオディーゼルとジェットバイオ燃料の商業生産の可能性を検討している。バイオ燃料工場1つが稼働すれば、ノルウェーの航空による炭素排出量を10-15%削減するに十分なジェットバイオ燃料の生産が可能だろうとAvinorは見積もっている。

ノルウェーにおけるサステナブルな航空用バイオ燃料部門の発展をノルウェーの環境基金ZEROが支援している。「オスロ空港をすべてのエアラインにバイオ燃料を使用する機会がある世界初のハブにするため、Avinorが貢献しているという事実は、環境に優しいチャレンジは可能だという良い例である。」とZEROの代表であるMarius Holm氏は語った。「同時に、航空においてバイオ燃料利用をより一層促進するための政策手段に当局が力を入れることが重要である。」

SASは今後数年で合成燃料の定期的な使用頻度の増加を目指すと発表し、化石燃料の代替品との価格競争の開始を期待している。「この実現には、航空が薄利で国際的に競争力のある公共輸送の1形態であることに基づいた、政府の全般的な環境・課税政策が求められる。」とSASは述べた。

先週、SASはトロンヘイムとオスロ間でSkyNRG Nordic社が供給した混合バイオ燃料を使用した商用飛行を開始した(記事を参照のこと)。

オスロの合意を論評して、SASグループのCEOであるRickard Gustafson氏は述べている。「過去10年かそれ以上の間、SASは再生可能燃料の商業化を加速するために努力してきたので、この合意はサステナブルな航空へ近づくための重要な1歩である。」

リンク:
Avinor −バイオ燃料に関する告知
SkyNRG社
Statoil Aviation社
ルフトハンザ航空−バイオ燃料
スカンジナビア航空(SAS)−持続可能性
KLMオランダ航空−バイオ燃料
ZERO(排出物をゼロにするための資源機関)