ICAO/CAEP/8本会議への出席(報告)

 ICAO(国際民間航空機関)CAEP/8(第8回航空環境保全委員会)本会議が2010年2月1日~2月12日にカナダ・モントリオールのICAO本部で開催され、国土交通省航空局、宇宙航空研究開発機構、航空会社、航空機メーカー等の関係者と共に、当研究センター大気環境部の橋本副主任研究員が出席し,当研究センターで開発している航空機騒音予測モデルが、報告されました。
 この会議は2週間にわたって開催されましたが、当センターの研究事業と関わりの深い空港周辺の環境対策に関する審議が行われる第2週目の会議に出席しました。
 会議は、議長にスイスのメンバーのDr. Urs Zieglerを選出し、次の議題について議事が進められました。
議題
議題1:航空機騒音及びエンジン排出ガスの現在及び将来の影響評価
議題2:エンジン排出ガス抑制等に関する技術的な提案
議題3:エンジン排出ガス抑制等に関する経済的手法
議題4:航空機騒音に関する提案
議題5:将来の作業
 議題1では、当研究センターで開発している航空機騒音予測モデルが、各国で開発されているモデルとともに評価されている状況が報告されました。さらに、議題5の作業計画案では、今後もこのモデルの評価を行うことが記された資料が出され、引き続き日本もサポートしていくこととなりました。
 また、次回のCAEP9では、CO2排出基準を開発すること、騒音に関する作業、粒子状物質に関する作業を優先することとされ、CAEP9の新たな組織も決定されました。