英国・マンチェスター空港グループ(MAG)が2017/18年版CSR(企業の社会的責任)報告書を公表

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 英国内の3空港(ロンドン・スタンステッド(STN)、マンチェスター(MAN)、イースト・ミッドランズ(EMA))を所有し運営するMAGが2017/18年版CSR報告書を公表した。二酸化炭素排出量削減のための努力を評価する国際空港協議会(ACI)のカーボン認証制度において4段階中最高レベルであるカーボン・ニュートラルの認証を2空港(MANとEMA)がこれまでに受けていたが、それにSTNが今年加わった。騒音対策の今年の成果としてはSTNが継続して性能準拠型航法(PBN)を使用し騒音影響を受ける空港周辺住民の数を減らした。エアラインがPBNを使うことで、より精度の低い従来の方式と比べて最大で85%の騒音影響人口を減らすことができた。騒音優先経路の使用やエアラインによる音の静かな次世代機材の導入によりMAGは引き続き騒音影響人口を最小限に留める努力を行う。また、MAGグループ空港全体では使い捨てプラコップの削減を行っている。保安検査場前で旅客が放棄した保存食、飲料等を地元のフード・バンクと協力して活用するSTNの取り組みでは成果が上がり、この取り組みは恒久化された。