ロンドン・ガトウィック空港のサステナブルな成長に重要なのは環境と地域社会

関連記事(2019/6/28)  持続可能性報告書について  Decade of Change 2018年実績報告書
空港の報道発表(2019/6/24)
 ロンドン・ガトウィック空港は2010年にDecade of Change戦略を開始し、持続可能性に係わる主要分野について2020年までに達成する目標の設定を行った。この戦略の2018年版最新報告書では、廃棄物は埋め立てゴミゼロを維持しつつ、リサイクル・再利用率を6%向上させて64%まで高めたこと、大気質では、年間離着陸回数283,926回の内26%が排出物の少ない機材で運航されてNO2、PM10、PM2.5の値は年間平均規制値を十分下回ったこと、また、スマートフォンアプリFAXIによる職員の相乗り通勤を奨励し、9ヶ月でCO2排出量を30トン、NOx排出量25kgを抑制したこと、騒音では騒音影響範囲面積(54dBA Leq)が前年より7%縮小し、運航便の56%が音の静かな機材で運航され、A320の93%が到着時騒音が軽減される改修済みだったことが報告されている。また、98%の出発機が優先飛行経路を順守し、到着機の90%が連続降下進入を行っていることも報告されている。