海外情報紹介 ボーイングとエンブラエルがサステナブルな航空用燃料開発を支援する共同研究センターをブラジルに開設

原記事:
http://www.greenaironline.com/news.php?viewStory=2030

2015年1月15日木曜日−ブラジルに航空用バイオ燃料産業を確立するための調査の共同実施、共同出資のために昨年協力協定に合意した後、ボーイングとエンブラエルはサン・ジョゼ・ドス・カンポスに研究センターを開設した。センターにおいて2社は、ブラジルの大学や他の研究機関と共同研究および共同出資を行う。原料生産、技術経済分析、経済的実施可能性調査、プロセス技術のような存立できる産業の創出における現実とのギャップに関係する技術に焦点をあてる。プロジェクトにおいてボーイングの作業を指揮するのはボーイング・リサーチ・アンド・テクノロジー・ブラジルで、これは6カ所ある国際的先端研究センターの内の1つである。エンブラエルは航空用バイオ燃料のいくつかの先駆的取り組みに係わってきたが、その中にはエンジンメーカーであるGEと共同で幅広い条件で実施したE-170のテスト飛行が含まれる。
「ボーイングとエンブラエルは、1企業が単独で成し遂げるよりも多くの進展をサステナブルな航空用バイオ燃料について成し遂げるため、先例のないやり方で提携を行っている。」とボーイング・ブラジル・アンド・ラテンアメリカの社長であるDonna Hrinak氏は語った。「サステナブル燃料産業における先駆者であるブラジルは、バイオ燃料産業を確立し、航空の環境目標達成を支援するための指導的役割を果たすことになるだろう。」

エンブラエルEVPエンジニアリング・アンド・テクノロジーのMauro Kern氏は付け加えた。「世界を視野に入れたサステナブルな航空用バイオ燃料産業をブラジルで確立するため、必要な知識と技術を開発して成熟させるための支援作業が我々の目的である。」

2012年と2013年の間、この航空機メーカー2社とブラジルの他の協力企業は、2014年に公表された詳細なロードマップへと結実した一連のワークショップを開催した。ボーイングとエンブラエルは、エンブラエルの本拠地のテクノロジーパークに位置する新しいボーイング−エンブラエル共同研究センターが開発した知的財産を共有するために協力を行ってきている。

リンク:
ボーイング−サステナブルな航空用バイオ燃料
エンブラエル−環境責任

エンブラエルとGEは2011年にHEFA方式のバイオ燃料を使用した一連の試験飛行を実施した。