以前このホームページ上で紹介しました英国のAirports Commission(空港委員会)が、討議資料として「航空機騒音」を公表しました。ご参考までにプレスリリースの要約を掲載します。
原記事:
https://www.gov.uk/government/news/airports-commission-considers-aviation-noise
空港委員会について:
http://www.aerc.jp/index.php?ID=105&cID=10
資料のダウンロードページ:
https://www.gov.uk/government/publications/aviation-noise-discussion-paper公表日:2013年7月5日
空港委員会は、一般から意見を求めるための一連の討議資料の5番目として「航空機騒音」を公表した。
この資料は、航空と騒音に関する現在の科学的理解と実際の政策を調査し、科学的根拠を発展させるための問いへの答えを求める資料である。航空機騒音の健康影響、うるささの問題や時間の経過によって問題がいかに進展するかについて検討するものである。資料では騒音測定や騒音軽減の取り組みの様々な方法を検討している。そして、夜間騒音を含めた特殊問題も扱っている。
空港委員会の委員長であるSir Howard Daviesは以下のように述べた。:
「航空機騒音が空港周辺の地域社会や飛行経路下の地域社会に及ぼす影響を理解することは、空港委員会の作業の中核を成す。」
「現在の空港容量を最大限に利用するために委員会が選択肢評価を行うにあたって、この重要問題に関する解答が情報を提供し、新しい空港容量に関する将来の提案を英国政府にもたらすことになるだろう。」
この資料は根拠に基づく委員会の取り組みをさらに実証するものである。資料で提起されている問題に関して2013年9月6日までに委員会へ証拠を提出するよう、関係者は求められる。
編集者への注記
空港委員会は2012年11月2日に発足した。2013年の終わりまでには以下について報告をしなければならないという付託条項がある。
•世界のハブとしての英国の立場維持に必要な段階的方策の性質や規模そして実施時期についての証拠の評価
•現在の滑走路能力の使用法を改善するための、これからの5年間に行う速やかな対策に関する委員会の(1つ或いは複数の)提言−これは信憑性のある長期の選択肢と矛盾しない。
委員会の付託条項はまた、2015年の夏までには以下について報告すべきであるとしている。
•英国の国際的接続性の必要性を満たす選択肢の、経済的、社会的そして環境的影響を含めた評価
•いかなる必要性も満たす最適なアプローチに関する委員会の(1つ或いは複数の)提言
•要求される時間内で実行可能な限り迅速に、その必要性が満たされることを確実にするための委員会の(1つ或いは複数の)提言
報道媒体の問い合わせ先
空港委員会の電話連絡先:020 7944 4833
空港委員会をツイッターでフォローするには以下で:@ukairportscomm
海外情報紹介 空港委員会が討議資料の5番目として「航空機騒音」を公表
- 2013年7月25日(木) 12:00 JST