原記事:
http://www.greenaironline.com/news.php?viewStory=1943
ブロンマ・ストックホルム空港の地上騒音影響低減のための解決策コンテストについて:
http://www.aerc.jp/index.php?ID=145&cID=10
2014年7月4日金曜日−スウェーデンのブロンマ・ストックホルム空港近隣住民への地上騒音の影響を減らすための解決策を探すコンテストで、パリに本拠を置くRed-architectesが優勝した。スカイウォールのコンセプトは空港の所有者かつ運営者であるSwedavia(以下S社)と地元住民の代表から成る審査員が、音響分野、建築物の設計及び建設分野の専門家の協力を得て選び出した。賞金が10万スウェーデンクローナ($14,500)の国際空港革新の挑戦2014コンテストは、87カ国から約1,000の参加者を集め、100件ほどの独創的な解決策が提案された。S社によればスカイウォールは実績のある遮音技術と音の屈折技術に基づいており、主張している低減レベルは現実的で信用できるものだそうだ。光を通す壁の材料は風景にたやすく溶け込み、住民が壁を通して空港の活動を目にすることさえ可能だろうともS社は付け加えた。
S社は低減する騒音レベルは壁の高さと設置場所次第だという。ブロンマ・ストックホルム空港の環境アドバイザーであるLinnéa Franzén女史は変数を最適化してスカイウォールを地域の状況に最適化するためのプロジェクトが空港で開始されたと報告している。「たとえば、壁の土台の決定や建設のための最適素材の決定のために、より詳細な地質工学的解析が行われる予定である。」と彼女は述べた。秋には、設計について空港は地元住民とさらに打合せを行う予定である。
「審査員が最も印象を強く受けた革新的部分は、Red-architectesのチームがスカイウォールのデザインを空港と住宅地の風景に溶け込ませることをいかに上手に処理したかだった。」とFranzén女史は語った。「それはまるで滑走路に沿って曲げられた軽やかで美しいついたてである。近隣地域から空港への眺望を保ったままなので、地上からも空からもその良さがわかるだろう。」
「このデザインは空港を肯定的に引き立て、同時に騒音レベル低減という課題も解決する。だからこそ審査員は、空港の近隣住民、旅行者、そして従業員が体験する空港イメージの向上にスカイウォールが貢献すると考えたのだ。」
リンク:
ブロンマ・ストックホルム空港−環境対策
Red-architectes社
Swedavia – 環境対策
海外情報紹介 ブロンマ・ストックホルム空港の地上騒音影響低減のための解決策コンテストでスカイウォールのコンセプトが優勝
- 2014年7月15日(火) 16:00 JST