海外情報紹介 オークランド空港の協力企業とテナントが、3年間250万ドルの意欲的エネルギー節減計画を開始

原記事:
http://www.greenaironline.com/news.php?viewStory=1971

2014年8月28日木曜日−ターミナルビルと広域商業地域で100社を超えるテナント企業が協力してエネルギーの測定と管理を行う3年間のプロジェクトに、オークランド空港は300万ニュージーランドドル(米ドルで250万ドル)を超える金額を投資する予定である。このプログラムは200万ニュージーランドドルを超える金額に相当する一般家庭750軒分の年間電力である6GWh(ギガワット時)のエネルギーを節約しようとするものであり、年間約1,000トンの炭素排出を削減しようとするものである。第1段階では、商業地域におけるエネルギー使用量と節減可能性を特定する助けとしてエネルギー監視システムを設置することになるだろう。このプログラムは、大規模商業家主とそのテナント間でのこの種の協力作業としてはニュージーランドにおける最初のものであり、ニュージーランドのエネルギー効率保全局(EECA)が支援している。

またこの空港は、事務所用ビルのエネルギー効率をNABERSNZ制度の格付け内におさまるよう取り組んできたので、ビルのエネルギー性能とは別に検証されるだろう。

「効率的かつ活発でサステナブルな将来の空港創造のため、過去数年に渡って取り組んだ優れたエネルギー効率化作業の発展を可能にする、企業にとってはエキサイティングな時期にいる。」とオークランド空港の社長であるAdrian Littlewood氏は語った。「この実行のため、空港ハブ、我々の空港商業地域そして成長する空港地域社会を超えて、我々は関心を広げる必要がある。我々は参加し、教育し、組織を変化することが必要である。」

EECAの局長であるMike Underhill氏は付け加えた。:「オークランド空港は国家戦略資源であり、ニュージーランドで最も重要な商業用不動産の所有者の一つでもある。ターミナルビルのエネルギー使用はすでにかなり改善されているが、今回のプログラムはテナントと積極的な協力関係を持って取り組むことで、新しい境地を開くものである。」

空港は、プロジェクト成果となるガイダンス作成の支援を行い、これをメンバー事業者へ伝えるサステナブル事業協議会のメンバーの1つである。

リンク:
オークランド空港−エネルギーと燃料の効率
エネルギー効率保全局
NABERSNZ(※訳注)
サステナブル事業協議会

※訳注:「NABERSNZ」とは、ニュージーランドのオフィスビルのエネルギー効率を測定し、改善するための格付け制度。