フランクフルト空港の騒音を考慮した離着陸料について(フランクフルト空港を運営するFraport AGの年次報告書より)

Sustainability Report 2017のダウンロード:https://www.fraport.com/en/our-company/responsibility/publications.html
「2017 Compact - Gute Reise! We make it happen」
「GRI Report 2017」
空港利用料(英語)ダウンロード:https://www.fraport.com/en/business-partner/airlines-cargo/airport-charges.html
ここでダウンロードできる資料「Airport Charges according to Art. 19b Air Traffic Act(LuftVG).....(2カ国語版)」に騒音や排出物に係わる課金体系が載っている。
Fraport AGの年次報告書についての報道発表:https://www.fraport.com/en/our-company/media/newsroom/news-releases/fraport-sets-group-wide-climate-protection-goals--further-signif.html
 フランクフルト空港では1993年から騒音を考慮した離着陸料を導入している。2000年までは航空機に備え付けられた騒音証明書の騒音値に基づいて騒音区分を設けていたが、フランクフルト空港で運用されている航空機騒音測定システムによって決定される型式別の騒音値へと、2001年に区分が切り替わった。現在は航空機の型式が15の騒音カテゴリーに分類され、これらのカテゴリーが着陸と離陸それぞれに適用されている。夜間の運航では夜間追加料金を支払わねばならず、騒音分類の幅は特に夜間で顕著に認識される。深夜の時間帯(pm11:00~am4:59)は深夜への移行時間帯(pm10:00~pm10:59とam5:00~am5:59)よりも高い料金設定となっている。夜間追加料金は音の静かな航空機の配備と航空機の運航の夜間から日中への移行のための経済的動機付けとして設定されたものである。2017年1月以降、それ以前の料金体系より平均1.9%高いairport chargesをフランクフルト空港で支払わねばならないのは、騒音課金の上昇が理由となっている。(GRI Report p.61より)