WHO欧州事務局の報道発表(2018/10/10)
環境騒音ガイドラインについて(WHO欧州事務局)
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1999年の公表以来の更新を行って、WHO欧州事務局が航空、道路、鉄道、風力タービン、レジャー騒音に関する最新版の環境騒音ガイドラインを公表した。前回の騒音ガイドラインとの大きな違いは、1.環境騒音による心臓血管系や代謝への影響に関する証拠を強化したこと、2.交通騒音(航空機、鉄道、道路交通)に加えて風力タービンとレジャー騒音という新騒音源を追加したこと、3.標準化したやり方で証拠を評価したこと、4.騒音暴露が健康へ及ぼす悪影響のリスクを定義するため証拠を体系的に再検討したこと、5.健康への悪影響の予測改善のために長期間の平均騒音暴露指標を採用したこと、の5つである。
航空機騒音に関しては、健康への悪影響が生じるとしてLden 45 dB (*注)を下回るよう強く求め、夜間は睡眠への悪影響が生じるとしてLnight 40 dB を下回るレベルまで騒音を削減するよう推奨する内容となっている。
*注Lden(時間帯補正等価騒音レベル)とは:http://www.eic.or.jp/ecoterm/?act=view&serial=3794
世界保健機関(WHO)欧州事務局が環境騒音ガイドラインを更新
- 2018年10月29日(月) 11:15 JST