2021年3月5日
https://www.heathrow.com/company/loca...nsultation
https://consultations.airspacechange....pproaches/
ヒースロー空港では、騒音軽減を目的とした高降下角進入(Slightly Steeper Approaches(SSA))を恒久的に導入することについて最終段階の手続きに入っている。
同空港では、2015年9月17日から2016年3月16日まで、および2017年5月25日から2017年10月11日まで、3.2度のRNAV進入方式による2回のトライアルを実行して、安全性、空港の運営および環境影響を調査した。
今回、同方式による影響空域が確定したため2021年3月5日から同年4月2日までの間最終のホームページを通じて意見集約を行った。
今後は、2021年5月に今回の意見集約を踏まえた正式な空域変更提案を英国民間航空局に提出し、12月には恒久的な方式として運用開始したいとしている。
今回の意見聴取では、3.2度の運用はRNAV(Area Navigation:広域航法)方式を用いるとしているので、おそらくこの方式を踏襲するものと思われ、既存の3度のILS進入方式等は存続する。
なお、この方式の導入による運航便数の変更を行う予定はないとのことである。
RNAV(Area Navigation:広域航法):航空機が搭載するFMS(航法用機上コンピューター)等により、GPS等を利用して自機の位置を算出し任意の経路を飛行する航法であり、地上施設(VOR/DME等)の配置に左右されることのない柔軟な経路設定が可能な運航方式。飛行経路設定時の物理的制約が大幅に緩和される。
ヒースロー空港が恒久的な高降下角進入方式導入に向け最終段階
- 2021年4月16日(金) 10:16 JST