2021年4月13日
https://www.theguardian.com/business/...ention-mps
フランスの国民議会(フランス国会の議院の一つ。下院に相当)は、二酸化炭素排出量削減策の一環として、直通電車で2時間半以内の距離にある地点間の国内航空会社のフライトを廃止する方向を決定した。今後上院にあたる元老院で法案が通過すれば正式に法案化となる。
当初提案された法案は「4時間以内」の代替の直通電車が存在するフランスの目的地間のすべてのフライトを廃止する内容であったが、特定の地域やエールフランスーKLMからの強い反対を受けて、2時間半に短縮された。
今回の法案は、具体的にはパリ南部のオルリー空港からナントやボルドーへの短い国内便の終了を意味するが、パリ北部にあるシャルル・ド・ゴール空港を経由する乗り継ぎ便は継続される。停止される正確なルートの詳細は、公式法令で公開される予定だ。
こうした動きは昨年6月にオーストリアでも導入されており、350 km未満のフライトの航空券に30ユーロの税金を導入し、電車で3時間以内に移動できる国内線を廃止している。
フランスが「電車で2時間半以内の距離」の国内線空路を廃止へ
- 2021年4月16日(金) 10:28 JST