2022年1月11日
https://www.caa.co.uk/news/uk-civil-a...ity-panel/
英国民間航空局(CAA)は、2021年9月末まであった「民間航空騒音に関する独立委員会(ICCAN)」の後継として、新たな内部機関としての環境対策組織「環境持続性パネル」の設置のための準備を開始した。
このパネルは、ICCANが政府の決定により廃止されCAAが2022年4月1日までに航空機騒音に関する新たな役割を担うこととなったことから設置に至ったもので、CAAの取り組みに対して環境対策と持続可能性が考慮されるよう、専門家による「Critical Friend(重要な友人)」として技術的な助言を提供するとしている。
具体的には、以下の内容を主な役割としている。
・CAAの新しい持続可能性戦略の実現に関する技術的アドバイスを提供することにより、CAAの持続可能性の役割と方向性の強化する
・航空業界の将来の発展と炭素、騒音、大気、およびその他の課題とのトレードオフの関係について分析をするための技術的、専門的観点からのサポートを行う
・航空機騒音に関する定期的な報告を含む、環境データの公表に関して透明性を高めるというCAAの考え方を周知していく
・騒音や炭素などの環境影響の管理に関する「ベストプラクティス」ガイドの開発をサポートするための技術的アドバイスの提供を行う
ただ、CAAの内部組織ということもあり、騒音問題などに関してはどれだけ住民の意見を取り入れていくのか今後の活動が注視されるところだ。
英国民間航空局が新たな環境対策組織を設置
- 2022年1月24日(月) 16:49 JST