JFK国際空港ターミナル4がe₋GPUのトライアル運用を開始

2022年5月9日
https://metroairportnews.com/jfkiat-i...emissions/
ジョンF.ケネディ国際空港(JFK)のターミナル4の運営会社であるJFKIAT(JFK International Air Terminal)は、地上支援機器メーカーであるITW GSE社のバッテリー型地上電力ユニット(e₋GPU)を使用して60日間のトライアルを開始したと発表した。

トライアルプログラムは、GPUが整備されていないスポットでこれまで行っていたディーゼル駆動のGPUの代わりにバッテリー駆動の地上電源ユニットを使用するというもの。具体的なスポット数は明らかにしていないが、ターミナル4の現在スポット数38あるうち26スポットがウイングに接続しており、これ以外のスポットが今回の対象スポットと思われる。

ターミナル4を運営するJFKIATはスキポールグループの子会社で、米国で最初の外国資本の運営者によるターミナルである。すでにスキポールでも今年の3月から大型機材用の大容量e₋GPU(180kvA)のトライアルが行われており、こうした機材も使用されると推察される。ITWGSE社によれば、1つのディーゼルGPUのみをe₋GPUと交換すると、二酸化炭素排出量が90%削減され、ターミナル4全体で年間19万ポンド以上のCO2排出量が削減できるとしている。