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海外情報紹介 米国連邦航空局(FAA)が3,370万ドルの環境助成金を空港に対して交付 [海外情報紹介]

原記事:
https://www.faa.gov/news/press_releases/news_story.cfm?newsId=21075

2016年11月4日付FAA報道発表より

 米国交通大臣アンソニー・フォックス氏は、排出物削減と大気質改善のため、FAAの自発的排出物低減(VALE)プログラムと空港車両排出物ゼロ化(ZEV)プログラムを通じてFAAの助成金として3,370万ドルを9空港に交付したと今日公表した。

 「これらの助成金は温室効果排出物削減のための米国交通省のたゆまぬ努力とすべての米国民に健全な大気質を提供するための空港や地域社会との協力関係の証しである。」と米国交通大臣のアンソニー・フォックス氏は語った。
 VALEプログラムはオバマ大統領が提唱する気候活動計画の基本方針を支援する。この活動計画は気候変動への取り組みとクリーンエネルギーによる大気清浄化を支援するための取り組みのための努力により築かれている。気候活動計画では先進型車両や燃料技術、公共交通、Recovery Actに基づく鉄道に連綿として行われた過去の投資のもとに成立している。さらに、関連産業と連携して2009年以降FAAが開発作業に携わった、自動車やトラックのための意欲的な新燃費基準もこの努力の一環である。
 VALEは大気質基準を達成していない地域の空港における地上排出物の全排出源からの排出物を削減するために策定された。FAAがこのプログラムを立ち上げたのは2005年で、目的は大気汚染防止法の下で空港の後援者が大気質改善義務を果たすための支援であった。これらのプログラムを通じて、空港の後援者らは燃料補給所や再充電施設、電動ゲート、低排出物車両の取得や、空港に係わる他の大気質改善措置を講じるための援助金として、空港改善プログラム(AIP)資金や旅客施設料(PFCs)を使用することができる。
 FAAの2012年の近代化及び改革法によって設立されたZEVプログラムにより、空港の後援者らは排ガスゼロの車両購入にAIP資金を使うことができる。AIP資金はこれらのプロジェクトの総費用の最大50パーセントまでを賄うことができる。空港の後援者らはまた、連邦資金を使って必要なインフラ整備やこれらの車両への燃料やサービスの提供を容易にするために必要なインフラの改修ができる。
 「これらの空港が地上の排出物を減らすために働き、周辺の地域社会にとって責任ある環境の世話役であり地域の良き隣人となることを我々は称賛する。」とFAA長官のマイケル・P・フエルタ氏は語った。

 FAAがVALE助成金として3,110万ドルを交付したのは以下の空港である。
1. シカゴオヘア国際空港、360万ドル・・電気自動車の充電設備124台の購入及び設置費用として。これらの設備によってエアラインは電動の地上サービス車両(ベルトローダー、航空機牽引車、手荷物や貨物の運搬車)を使うことができる。これらの充電設備の多くは合計最大326台の電動装置を接続して充電ができる設備となっている。
2. メンフィス国際空港、240万ドル・・地上電源車(GPUs)11台と旅客ゲート用の空気調和機(PCAs)11台の購入及び設置費用として。
3. ジョージ・ブッシュ国際空港ヒューストン、150万ドル・・旅客ゲート用PCAs 5台と電動地上支援装置用充電ポート68箇所の購入及び設置費用として。
4. ダラス・フォートワース国際空港、310万ドル・・GPUs 23台とPCAs 5台と旅客ゲート用空気冷却装置2台の購入及び設置費用として。
5. ロサンゼルス国際空港、400万ドル・・GPUs 9台と遠隔駐機場用GPUs 9台と関連の電気インフラ設備の購入及び設置費用として。
6. ポートランド国際空港、570万ドル・・旅客ゲート用PCAs 27台の購入及び設置費用として。
7. サンフランシスコ国際空港、1,060万ドル・・遠隔の整備施設のGPUs 5台とPCAs 5台と関連インフラの購入及び設置費用として。
8. ボイシ空港、20万ドル・・ターミナルビルで使用する水を加熱する太陽光発電システムの購入及び設置費用として。

残りの260万ドルの資金をZEV助成金として以下の内容で交付した。
9. インディアナポリス国際空港・・ターミナル間の旅客サービス用電動シャトルバス6台と充電設備3台と車両充電に必要な必須インフラの購入費用として。

 VALEを通じて、空港はオゾンの排出を年間ほぼ840トン削減しており、これは46,912台の自動車とトラックを道路から排除したに等しい。2015年度にFAAはVALE助成金を12空港の13プロジェクトに2,340万ドル交付した。2005年以降、FAAは46空港の92のプロジェクトに資金提供し、空港の大気質改善費用として総計で2億5,100万ドルを投じたことになる。この数字には1億9,600万ドルの連邦補助金と、地方空港のマッチングファンドとしての5,500万ドルが含まれている。この年はFAAが炭化水素を燃焼するバスを電動バスと置き換えるための資金提供をZEV助成金の交付によって実施した2年目の年となる。
 空港改善プログラム(AIP)では、米国空港の安全、治安、能力、効率性の維持と、環境管理実行に欠かせないプロジェクトに年間30億ドルを超える資金提供を行っている。米国全土の3,300を超える空港がAIP助成金の交付対象となり、民間旅客や貨物の運用、航空活動全般に役だっている。

これらのプログラムに関する詳細情報はhttp://www.faa.gov/airports/environmental/vale)や http://www.faa.gov/airports/environmental/zero_emissions_vehiclesを参照のこと。

Posted by aerc at 2016年12月16日(金) 18時00分   パーマリンク

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